「動物と環境」の教科書が来た

なんだか、いろんな戦略の中で、これは環境省に大学の環境教育の教科書の例として出すらしい。今までは、教員がそれぞれ原稿を出して、それを印刷してホッチキスで留めて作っていました。それを教科書化せよ、と。と いうことで、ISBNは付いていませんが、教科書を書いた、という種類の業績になるのだそうです。  年度内の予算なので、今日、納入されました。でも、使うのは10月からです。(涙) こんなに、このまま置いておくの?  こんなに、どうやって運ぶの? ところで、岩手大学は、1年生の後期に、環境教育科目が必修になっています。環境教育科目を必修にしている大学はそんなにないのだそうです。このあたりが、エコ大学日本一の基礎になっているのだと思っています。環境教育科目には、約10のカテゴリーがあって、「動物と環境」は、そのうちの一つです。だいたい120人くらいでしょうか。 授業の内容は、家畜のことについてが半分で、半分は野生動物と環境に関してです。 僕は、この科目の中で2回の授業を担当します。  1)開発が及ぼす沿岸生物への影響2)野生生物と人間の関係を理解する環境教育  1)では、 沿岸で見られ、食用にされる動物をおもに取り上げていますが、中身は、動物の絶滅に及ぼす人間活動の話です。僕が関わった、県北沿岸のゴルフ場建設反対訴訟の話も入っています。 2)では、環境問題を市民として考え、市民として行動するときに気をつけないといけないことを2,3話して、プロジェクトワイルドをやってもらって、最後は、環境問題だけ考えていてはいけないよ、ということで、ESD(持続可能な開発のための教育)の話をします。小学生でも国際会議で世界の大学教授相手に堂々と意見を言ってる岡山の事例を見せると、みんなびっくりします。  ということで、ほんと、置き場所に困っています。。。研究室を片付ければどうにかなる、ってものでもないし。。。 ふう。