NHKホール

懐かしい。紅白ではなく、うちで支部をやっていた大正琴の全国発表会で行きました。娘が小さい頃。一つ上の従兄弟(甥っ子)も一緒で、「おばあちゃーん」と言いながら、舞台に駆け寄って手を振って。客席は、「こんな古いところだったのかー」と思うほどのところ。でも、ステージはすごいのです。昔の日本人は、田舎に立派な舞台を作って、祭りのときに劇団を呼んで楽しみました。また、神楽にしても能楽にしても、見る人は外でも、舞台はきちんと飾ってあります。その「場」をみんなで楽しみ、大切にしてきたのです。それが、NHKホールに受け継がれているように、私には感じられたのです。こういうところで歌う人にとっては、選抜された、ということ以上に、栄えのあることだと思います。緊張しないで、持てるものをすべて出して、観客と一緒にゆく年を偲んで欲しいと思います。それにしても、裏方さんの技術はすごいものです。ありがとうございます。