労働者の酒、ジンとシークワーサー

いえ、「いいちこ」が切れたので、ジンに変えただけです。



でも、ゴードンジンは尊敬する恩師に教えていただいた懐かしいお酒です。



財閥の長男に生まれながら学徒の道を歩み、戦争を嫌い、社会的弱者や経済的困窮にある学生を支援し、バンカラかつ時間に厳しい先生でした。



教授の仕事は学生の面倒を見ることと教え諭されました。



お葬式には三菱銀行トップの弟さんが来て、兄貴はどうしてこんなに儲からない仕事を選んだのか、とつぶやいていました。

また、おじさんは三菱自動車顧問で、おばさんたちも含めて3人をダイハツの軽に乗せて駅まで20kmの道を爆走したのは私です。

おじさんは私によれよれの千円札二枚をくれ、田舎の駅の裏で立ちしょんして去りました。



ジンは、イギリスの労働者に愛され、「労働者の酒」と呼ばれた時代があります。



世界に名だたる酒飲みの恩師がこれを愛するまでには、幾多のドラマがあったに違いありません。



ウイスキーや日本酒のビンの底を持って大量に注ぐ技も彼に教わりました。

それで堤防から落下した私ですが。(爆)