櫃取湿原(ひっとりしつげん)

盛岡市ではないのですが、隣の岩泉町にある湿原で、誰でも散策できるところです。

ここは、盛岡市内から車で約一時間。
区界高原を過ぎて松草というところから県道171号線を標高1000mくらいまで上がったところのノロメキ沢との交点あたりです。

(国道106号線から道路案内標識のあるあたりを右に折れて、道なりに進むと、国道の下をくぐって左側に進むことになります。その後、200mくらいで小さな橋を渡りますが、そこに鉄柵があります。冬は通れませんが、このゲートから先が県道171号線ですので、そこから15分くらい進みます。途中で早池峰山が見えますが、岩泉町に入ってから下り坂を1km進むと到着します)

右カーブ付近の駐車スペースに車を停めて、左に見える放牧地へのゲート脇の自然観察者用入口から入って牛飼いさんに挨拶し、トイレを済ませて奥に進みます。

最初に15分くらいだらだらとした舗装路を上がり、10分くらい平坦な砂利道(だいたいこのあたりに牛が放牧されています)を歩いたら、そこが湿原の入り口で、1番から40番までの番号が書いてある丸い看板の通りに進みます。
この道からそれると、足がぬかるんだりしますし、なんと言っても湿原の中に靴の裏に付着した種を運んだりして、生態系に対して影響を与えるので、できるだけ道からそれないようにしましょう。

最初は急な階段を30mくらい降りますが、あとはほぼ平地で、木道も整備されています。
38〜40番あたりに、目指すシャクナゲ自生地があり、そこからは来た道を逆に帰ります。
写真を撮りながらでも、2時間半から3時間くらいでゲートまで帰って来られるのではないでしょうか。

足が故障中の私が2日連続で行くくらい、楽な行程です。

問題は、湿原の中にも、牛のうんちがたくさんあることです。
長靴が無難だと思います。もし踏んだときには、湿原内を流れる川で洗い落とすしかないでしょう。布ズックだと、、、。

暑いときには帽子と水分補給は必須です。意外に日陰はありません。
雨や風よけのために、軽いカッパや防水ジャケットを持って行くといいでしょう。

地図は、駐車場の位置です。