親父の形見

無くしてしまい、まあどこかから出てくるだろうと思っていた親父の形見の時計が、2週間ぶりに来た教室の教卓の上にあった。



他の授業もたくさんあったのに、みんなそのままにしてくれていたんだな。

岩手大学ばんざい。

\(^O^)/





実は、13歳で死んだ、妻の弟の電動鉛筆削りが別の教室に置いてある。



これは、使われ続けて25年になる。



会うことのなかった義弟の形見が、この学部の学生たちの勉学を支えてきた。