イヤホン修理

カジ子は物を乱暴に扱う。

だから、うちの中には壊れたイヤホンやヘッドフォンがごろごろしている。
日曜日には、もう使えるのがなくなったということで、彼女にお金を渡して、自分で買いに行かせた。

ところが、彼女が買ってきたヘッドフォンもイヤホンも、痛くてだめだと言うのだ。
そこで、日曜の夜に少し修理してみたのだが、うまく聞こえるようにはならなかった。

今日、そのことを思い出して調べてみると、銅線に絶縁コート(被覆)が施してあるのがわかった。
(さらに細い銅線が、細い糸(絹?)と一緒に撚り合わされている)

これでは、ただつないだだけでは聴こえるようにならないはずだ。

そこで、紙やすりとはんだまで出してきて、一回コード先端にライターで火をつけて被覆と糸を焼いたあと、そこを紙やすりで磨き、別のコードとつないでみた。

OKだ。
うまく聞こえる。

あとは、ビニールテープで絶縁して、さらにコード全体をぐるぐる巻きにして、できあがり。

今日は、彼女のお気に入りを二つ直すことができ、日曜のリベンジを果たした。
写真は、コードの先端。
赤は左。青は右だ。残りのはなんだっけ。
同じ色を合わせてビニールテープでとめて、修理完了。

娘に感謝された。
安物だが、新しいのを買った2300円は、もったいなかったが、なにかしらの勉強になったことだろう。

※コメントをいただいてから説明を加えて編集しました。元の文章は、ケータイで打ちながら一度寝てしまっていました。

※この線は、リッツ線というのだそうです。エナメルコーティングしてありますから、電源コードのように、ただつないだだけでは通電しないようです。

※コードは、赤い線がR、緑の線がL、その他がGND(アース?)だそうです。