地域SNSノート02「牧さんのスライドから」

 牧さんの講演の続きです。 8月22日のスパーリング研究会に牧さんがお持ちくださったスライドには、「地域を生かしたコミュニティ活性化」として、多くの情報が書き込まれていました。おそらく、これを持ってあちこちでお話しされているのでしょう。 まず、コミュニティには2種類あり、 1)「フェイスtoフェイス」が信頼関係の基本。だが、時間と場所の制約あり2)「ICT」は一人ひとりの知恵・工夫・創造力のエンパワー。時空を越えた情報共有 とのこと。  ※ICTは、ITとほぼ同義で、nformation and Communication(s) Technology(情報通信技術)のこと。 ※通信事業は総務省の所管であるため、総務省はICTの語を、経済産業省はITの語を用いることが多い。(Wikipediaより) そこで、この「リアル」と「ICT」の連携が考えられるわけです。その連携がうまくいくのは、全国規模のSNSではなく、地域SNSだと。つまり、 ・地域で実際に会える ・自分たちのクラス地域を大切に思う気持ちを参加者が持っている ・人と人のつながりによる信頼関係が存在する「知縁コミュニティ」 が形成されやすい、ということか。「知縁コミュニティ」とは、「共通の志、価値観、問題意識等を持った人々の集まり」を言う。  それは同時に、ソーシャルキャピタルの醸成につながり、コンテンツの地産地消になるのだ、と。 地域SNSの中には、顔の見えるコミュニティがいくつも存在し、それらがクラスターを形成している。そのコミュニティが、別のコミュニティに働きかけることで、地域が活性化する、というのだ。 ーーーー以上、これでいいのかなあ。。。まあ、どこかの白書に、○○○戦略、とかの名前で載っているでしょう。(爆) 地域が活性化するためには、行政が動くという場面がかなりあると思います。いっぽう、自分たちだけでものすごく盛り上がっているグループが、地域にはたくさんあります。それをつなぐ(行政と地域住民の間に)ために地域SNSがある、というのが今の位置づけのようです。 なので、地域専門の総務省としては、地域SNSの設立を進めよう、と。  ■地域SNSの理想は公園 まず、公園は行政が管理します。禁止事項は大きく書かれてはいません。(目立てば、あまり良い公園ではありませんね)行政は、細かい管理まではしません。公園は、公園の利用者によって場が保たれていきます。 公園という場の中で、利用者に禁止事項が了解されていくのが理想。 その公園の中で、個人は多方面のコミュニティに所属しており、いろんな立場で動いている。その力をうまく他に伝えて、他のコミュニティや個人をエンパワーする。地域SNSもそういうものだ、というのです。   さて、あなたの地域SNSのイメージは何でしょう。  【過去のノート】 1、地域SNSノート01「牧さんの講演から」http://sns.city.morioka.lg.jp/blog/blog.php?key=20642