ありがたい方々に囲まれて

すみません。 まだ、カジ子のバイトのことが余韻となって残っていて、かみさんと話をしています。 カジ子がバイトできるようになったなんて、と、喜んでくださる方が我が家にはあるのです。  一人は、昨年から変わったピアノの先生。カジ子のような、まあ、落ちこぼれた生徒をしっかりと受け止めてくれる先生です。レッスンを始めてすぐに、自宅に子どもたちを招いてパーティーを開いてくださいました。カジ子はそのとき初めて自分ひとりでJRに乗って行きました。そして、友達ができました。 先週火曜日のレッスン日。バイトできるようになったんだね、一年前は高校退学とこれからのことで悩んでたよね、と、1曲弾いてくれたそうです。その演奏がものすごく、感動して帰ってきたようです。  もう一人は、中学校で別室登校をしていたときに、見張り役に臨時で来ていた晴美ちゃん。いえ、きっと僕より年上のお母さんなのですが、時間とお金と気持ちをたくさん使って、別室登校の生徒たち3人を支えてくださいました。 そして、自身のお嬢さんが仕事が辛くて盛岡に戻ってくるなかでも、ときどき我が家を訪ねてくださり、うちの玄関前で二人でひしっと抱き合っているそうです。また、ときどき文通もしているようです。中学卒業から2年。いまだにそういう関係を続けてくださっていて、頭が下がります。(たぶん、隣のピアノ協会会長さんのところに用事があるのだと思うのですが)  人は人によって育てられていくんだなあ、と思います。 本当にありがたいことだと思います。