大ちょんぼとその顛末

国立大学法人は、6年の中期目標・中期計画を立てて、それを検証しながら運営をしています。その最初の6年目が来るせいか、今年は2月がとても忙しく感じられます。ついでに言うと、入試と土日のために、2月末日までに処理すべきものが、2月24日までになっています。(26日とは言われていますが) さて、そんななか、先週1通のメールが届きました。 僕が某センターのプロジェクト研究員(代表)になっていて、その予算があるので2月26日までにお使いください、というものです。 その金額は30000円。 今の時期、ほんとにバタバタしていますから、午前中の会議のあと、研究室に戻る途中で大学生協に寄り、学生に懇願されていたプリンターとインクを買い、あとはクリップなどを買って3万円ぴったりにし、伝票を作ってもらって検収を受け、研究室に持ち帰り、もう一人の先生に、学生用のプリンターを買ったことを伝え、伝票入力をする前に、もう一度、そのメールを確かめたのでした。 す、すると、なんとプロジェクト予算は、3000円だと書いてあったのです。 おそるおそる、3万円使っちゃったんですけど、、、とメールを送ると、今年から3千円になりましたので、差額は先生の研究費でお使いください、とのお返事。。。昨年まではずっと3万円で来たのに、今年はプロジェクト研究員として認められたというお知らせもなく、いきなり使えといわれた年間予算が3千円。 いったい、どんなプロジェクトを期待していたのでしょう。(爆) 思わず、今年は成果はありませんから、予算はお返しします。来年はもうこの研究員は受けません。と書いてメールを送ってしまいました。そして、理科の先生方に、「もう今年は私の研究費は赤字で使わないようにしていたのに、かくかくしかじかで大チョンボをしてしまい、赤字が増えます。ごめんなさい」とメールを送りました。事務の担当者にもごめんなさいをしました。 でも、次の会議の帰りに、おそるおそる検収センターに寄ったら、店が取り消してくれるのなら、返品可能ですよ、とのこと。そのまま大学生協の店長を捕まえ、ことの次第を話して、全品返品することにしました。 学生はぬか喜びです。また1枚ずつしか入らないプリンターを使ってもらうしかありません。 カジパさんはまじめすぎるから。とも言われました。そんな伝票、知らん顔して出しておけばいいんだ、とも言われました。でもねえ。。。 ということで、昨日の痛みは、呑みすぎなのにすっごく久しぶりに大学まで歩いて行ったこととか、重いデイパックを担いで行った、とか、度重なる寝不足とか、プリンターの入った箱を担いで大学を歩き回った、とか、 予算消化のストレスとか、信じられない先生の尻拭いとか、失敗したらテレビ会見に出かねない会議の中身でもめたせいとか、採点〆切のせいとか、いろいろなものが重なったのでしょう。 が、今は痛みが全然ありません。普通の肩こりです。 なんだったのでしょうね。。。