杜陵通信

娘が通う岩手県立杜陵高等学校通信制のニューズレターが届いた。 1面は修学旅行の集合写真だ。京都の二条城だろうか。 娘が写っているのだが、彼女からはこんな写真を見せられていない。 修学旅行に行ったのは20人。 娘は入学1年目にして修学旅行に行ったのだ。 通信制では、これも単位(の計算)になる。運動会やその他の行事に出席すると、加算されて課外活動か何かの単位が取れるのだ。 というか、他の高校に在学中の彼女の中学の同級生たちは、高校2年。だいたいの普通科(進学科)はこの時期に修学旅行に行くので、自分も行ってみ たかったのだろう。また、何かのアニメの影響か、2年ほど前から、しきりに神社仏閣、経典のことを調べていたので、京都・奈良への修学旅行を楽しみにして いた。 当初は、中学時代の数少ない不登校(いや、別室登校)仲間がたまたま同じクラスに入学してきたことで、二人で行こう、と言っていたらしいのだが、あちらは親の反対でキャンセルしたらしい。 娘の病状から言って、娘もキャンセルかと思っていたが、彼女は行くという。 知らない人の間では、密に行動しても、意外に平気なのである。。。 (怖いのは、同級生の塊) しかし、こういうとき、必ずバスガイドさんについてまわる男子がいるが、ここでも例外はない。 ニコニコしながら、ガイドさんの隣に座って、旗などを持っている男子がいる。 なんとほほえましい。(笑) 2面は学習連絡板。 次年度(22年度)の受講登録をするのだ。 証明写真が必要だ。カラーたて3.5、よこ2.5cm) 読んでないだろうなあ。。。はあ。。。 受講計画書、受講科目申告書、教科書購入申込書兼受領書、諸経費振込用紙(3/8まで)、受講料納付書(3/21まで)、などが娘の手にないといけないが、見当たらない。県証紙も必要だ。 また前日の夜中に出すのだろう。。。 (ただし、通信制は、日、月、水と同じことをやる) 3面は修学旅行報告。 12月4日〜7日に、京都・奈良・USJに行った。 ありゃ。 こんなところにも娘の写真が。 薬師寺法話中、先生はよそ見しているじゃありませんか。(笑) 平成22年度の修学旅行の案内が書いてある。 12月7日〜10日、関西方面。85000円。 何度行ってもいいので、娘はまた行くかもしれない。 我が家は、関西より遠い岡山まで帰省しているので、それを一回はしょれば、この程度の旅費はすぐに浮く。 何より、岡山への帰省時には、行き帰りはどこにも寄らず、岡山ですらどこにも行かせてもらえなかったのだから。 4面は、卒業式当日の日程と教科書学習書無償給与申請のお知らせ。 通信制は、入学時の年齢も違うし、3年コース、4年コース、実はそれ以上かかった人が大多数、という、日本の学校ではなかなか経験しない形をとっ ている。だから、同じグループがどっといなくなる、ということがないのだが、卒業はやっと高校卒業資格を取れた、ということで、スムーズに進んでいく他の 課程よりも感慨が深い。 できれば、出席させたいものだと考えている。 教科書等無償給与は、所得制限(本人だろうなあ)、14単位以上(娘の入学年)習得済み、2科目以上登録の有職生徒が申請できる。 有職とは、90日以上継続して仕事に就いていることであり、アルバイトも含む、ということらしい。週に2−3回だけど、3ヶ月続いた娘はどうなるのだろう。雇用者が決めた曜日に行っているので、労働基準法では継続になるだろうと思うのだが。 もちろん、1万5千円程度は、我が家から支出できる。 5面は宮古分室の状況だ。 娘は、盛岡市の本校に通っているが、ともに車で2時間程度かかる宮古市奥州市には分室、分校がある。 ここでも修学旅行がメイン。 3名が修学旅行に参加した。 ある子は、「一番良かったと思うのは、話す努力ができたということです」と書いている。 通信制に通う子のほとんどは、知らない人と話すのが苦手だ。 それぞれが、中学で痛い目に遭ってきているのだ。 でも、中学は走り続ける。 最後の6面は奥州校の状況だ。 ここも、修学旅行がメイン。 1名の男子(生徒会長)と、5名の女子が参加した。 女子は早速薬師寺のイケメン坊主と記念写真を撮っている。 やってることは同じだなあ。(笑) さて、1年遅れて入学した娘が、今のままだと4年コースだから、中学の同級生が高校を卒業してからさらに2年、高校に行くことになる。これから3年コースに変更することも可能だが、それはより多くの授業を受けることを意味しており、娘にそれができるかどうか。 なんというか、能天気だからねえ。。。 親としては、そろそろ精神科への通院も終わりにしたいと思うのだが。。。 薬も全然効かないみたいだし。(相変わらず、昼夜逆転