体内消毒用の日本酒

やっぱり釜石の「浜千鳥」でしょう。 今回買ったのは、「吟ぎんが」という、岩手県酒造好適米でつくられた「夢穂波」(限定品)というお酒です。 これは、大槌町(おおつちちょう)という町で作られたお米を使っています。 岩手県大槌町は、鉄の町釜石市の北に隣接する、山と海に挟まれた人口15000人ほどの小さな町です。 井上ひさし氏の吉里吉里国はここがモデルで、ひょっこりひょうたん島のモデルと言われている「蓬莱島」や、東京大学海洋研究所国際沿岸海洋研究センターがあります。 また、岩手県の平均所得が236万円に対して、170万円と、際立って少ない。(Wikipediaより) 昨年の今日、チリで地震が起こり、岩手県津波が押し寄せました。 この大槌町は、昭和の時代に大きな津波でたくさんの犠牲者を出したところです。 昨年は、人的被害はなかったものの、養殖施設が大打撃を受けました。 養殖は、生き物を育てるのが仕事ですから、次に収入があるのは3年か4年後です。 岩手県全体で何百億円かの被害が出たのに、補償は数百万円だけだったと聞いています。 たいてい、山も田畑も海も、彼らの仕事場です。一軒がいろいろな仕事をやって、所得が200万円いかない。 おかしいでしょ。 だから、もっと岩手のお酒を飲みましょう。