わけのしんのす:水槽編

今朝、しまねこさんが注文してくれた「わけのしんのす」(若い者の尻の穴の意)を、昨年11月17日に山田町の大沢で汲んだ海水が入った水槽に入れて、9時45分頃から19℃の恒温室に置いてみました。研究材料になりえるか。。。なんて考えていません。(爆)最初はこんな感じで、ぎゅっと小さくなっています。手触りはぬるぬる、というか、つるっと逃げてしまうような感じで、やわらかいのだけど、固いような。(笑)これをそっとしておくこと3時間。水を吸って?大きくなりました。どうやら全体の9割は大きくなっているので、生きていると考えてもいいと思います。同じ位置から撮影しました。さらに時間が経って、14時45分(5時間後)は、少し大きくなっていますが、だいたいこれくらいのようです。ただし、触手が外に向かって伸びているのがわかります。いろんなやつを撮影してみました。もう触手を開いて、イソギンチャクの形をしているものも1割以上いました。これらは元気に生き延びてくれるように思いますし、もう水槽の床にくっついているものもありました。ただ、わりと簡単にはがせます。足?が傷ついたままだからかな?横から見ると、イソギンチャクの格好がよくわかります。上のほうは少しぶつぶつがあり、下のほうはしわしわです。でも、なんか種類が2種類いるような気もします。よく見ると、触手の中に色の違う部分があります。それがつながっているものもあれば、点状に並んでいるのもあります。また、他のものでは、白くなっているものもありました。これは個体内変異なのでしょう。さて、個人的にはこれらを生きるだけ生かしてみたいと思っています。食べるほうは、5月20日の日本科学者会議岩手支部の総会後の懇親会に出したいと思っています。九州で、小川の魚や有明海の底生動物の研究をしていた東幹夫先生が、長崎大学を退職後、息子さんで岩手大学農学部の東先生のいる岩手に引っ越していらっしゃり、岩手支部の会員になられているのです。彼は、あのギロチンと呼ばれる諫早湾干拓防波堤に関して異議を唱えている学者です。一時期岡山にいらっしゃったことがあり、しかも僕がいた臨海実験所の隣にある岡山県水産試験センターに勤務していらっしゃったので、僕たちはよく話をするのです。もう一つは、さあ、どうかわかりませんが、5月21日の日本酒の会までもてば、料理をしていただこうかな、と。毎日観察をしないと危ないですね。いや、わけのしんのすのほうではなく、自分の水槽に自信がないのです。(爆)