わけのしんのす:味噌汁編

味噌汁編、と言っても、味噌汁の中に入れてしまえば見えなくなるので、実物はしまねこさんのブログでご覧ください。http://sns.city.morioka.lg.jp/blog/blog.php?key=45227で、それまでの「わけのしんのす」です。しまねこさんは、「わけ」と言っています。まあ、奥様の口からは、「しんのす」とはなかなか。。。(笑)で、まずは水槽からあげてみました。今まで広げていた触手は縮めて、引っ込めてしまっています。いろんな大きさのものがいます。色は灰色が強いのですが、写真では緑っぽいですね。触感は、まあ、つるつる、ころん、という感じです。それを、縦半分に切って、さっと水洗いしました。何匹分あるかなあ。9匹分くらい?まだまだあります。作り方は簡単です。こうやって縦に切った「わけのしんのす」を、水から茹でて、あくを取って、少し煮立たせたら火を止めて味噌を溶かしいれる。なんの工夫もありません。ところがこいつは、ゆでると小さくなります。(涙)こんなになっちゃう。まあ、きっと体の中の水分が90%以上なのでしょう。そういえば、クラゲはもっとですよね。もしかしたらくらげと同じくらいなのかもしれません。これはこれだけで食べられます。ということで、肝腎の味ですが、全然ゲテモノ風ではありません。僕の感触だと、よく太って中腸腺が大きく、生殖巣の発達したハマグリ、という感じです。ホヤを3回白茹でしても、こんな感じです。ただしホヤはコリコリしていますが、こいつはぐにゅぐにゅ。筋肉の部分だけが、少しコリコリします。想像では、全部が筋肉で、相当コリコリするのだろうと思っていましたが、そうでもありませんでした。また、もっと磯臭いかと思っていましたが、これも違いました。良い季節に当たったのでしょうか。二枚貝の肝の味と、卵の味がする、なかなかいける食材だと思いました。ただし、漁獲量は減っているそうで(当然、一つ一つ手で石からはがして獲ります)、おまけに航空便で送ってもらいましたから、まあ、1kg3000円で、これで60個くらい入っているのかな?ちょっと高いなあ、と思いました。でも、これで、長年の夢、「わけのしんのす」を食すことができました。さて、次は何でしょう。(笑)