津波2ヶ月めの雑感

 以下、辞書と参考書の協力者に、個人的に送った雑感です。どうやら、どこかでWebに載るらしい。しかも、英語にもなるらしい。あくまで雑感なので、間違いも多いかと思います。間違いは、ご指摘ください。〜〜〜〜3.11から今日で2ヶ月経ちました。大槌、山田、陸前高田津波被災地では、ほとんどのものがまだまだ復旧されていません。いまだに遺体捜索が主で、重機によるがれき撤去もままなりません。人々は避難所や壊れた自宅で暮らし、街には店が無く、足となる車もありません。ほとんどの人が職場を失い、ただ支援物資によって生かされているだけの人々が何万人もいます。離れたところから通う高校生たちの足が確保されているわけでもなさそうです。さて、僕が依頼を受けている辞書は、大槌高校で終わりです。高田高校、山田高校、宮古高校、大槌高校の他の高校からは、何も言ってきていません。ただし、これは第一期だと思っています。なかなかこちらからは聞けない雰囲気です。校舎のある学校は、体育館が避難所になっており、グラウンドが仮設住宅建設予定地になっており、被災者の先生も避難所になった学校で生活しながら皆さんのお世話をしています。(先生はいまだに職員室の床だったりします)そして、小中学校では、流された学校の生徒や教職員が、2つから4つ、一緒になって授業をしているのです。(別々に授業をするところと、合同でやっているところがあります)また、小学校に中学校が間借りしていて、実のところ、どちらがどこまで使うかでいざこざがあったりするようで、完全に話が通じなかったりするようです。避難所には、警察がいないと、喧嘩が収まらないこともあるようです。そんな中で、授業が行われています。当然、給食はありませんし、避難所ではお弁当も作ってくれません。もちろん、家でもお弁当を作る食材の余裕もないでしょう。(一部、自衛隊が1つの学校分、全部作ってくれるところもあるようですが、その数たるや、想像しただけでもすごいことがわかるでしょう)そんな中、先生たちは、これから各授業が本格的に始まって、やっと授業のことを考えて、「あ、あれが足りない」という感じになってくるのではないでしょうか。それが第二期かな?と思います。これは長い支援になります。ちなみに、被災地ではB社(辞書発行社)ががんばって支援しているようです。(僕のところにも、B社系列の2つの会社から問い合わせがありました)ただ、高校の先生たちは、みなさん、遠慮深くて本当のことを言いませんから、必要な辞書や参考書が足りているのか、足りないのかすらわかりません。(先生にもわからないというのが本当のところかもしれません)大槌高校のK先生みたいに、自分の携帯電話で常にやり取りができれば、そのうちに必要部数や欲しい辞書の種類を教えてもらえるのですが。他の地域の例を見ても、先生がいかに外部と連絡するかで、子どもたちの環境が変わると思います。僕たちが思うように被災地から情報が伝わってこないのは、置かれている状況の厳しさのほかに、横連携(被災学校と近い内陸の学校が連携すること)で何かが始まるのを待っているのかもしれません。 以下、辞書と参考書の協力者に、個人的に送った雑感です。どうやら、どこかでWebに載るらしい。しかも、英語にもなるらしい。あくまで雑感なので、間違いも多いかと思います。間違いは、ご指摘ください。〜〜〜〜3.11から今日で2ヶ月経ちました。大槌、山田、陸前高田津波被災地では、ほとんどのものがまだまだ復旧されていません。いまだに遺体捜索が主で、重機によるがれき撤去もままなりません。人々は避難所や壊れた自宅で暮らし、街には店が無く、足となる車もありません。ほとんどの人が職場を失い、ただ支援物資によって生かされているだけの人々が何万人もいます。離れたところから通う高校生たちの足が確保されているわけでもなさそうです。さて、僕が依頼を受けている辞書は、大槌高校で終わりです。高田高校、山田高校、宮古高校、大槌高校の他の高校からは、何も言ってきていません。ただし、これは第一期だと思っています。辞書がありますか?とは、なかなかこちらからは聞けない雰囲気です。校舎のある学校は、体育館が避難所になっており、グラウンドが仮設住宅建設予定地になっており、被災者の先生も避難所になった学校で生活しながら皆さんのお世話をしています。(先生はいまだに職員室の床で寝ていたりするところもあるようです)そして、小中学校では、流された学校の生徒や教職員が、2つから4つ、一緒になって授業をしているのです。(別々に授業をするところと、合同でやっているところがあります)また、小学校に中学校が間借りしていて、どちらがどこまでを使うかでもめることもあるようで、双方で完全に話が通じなかったりするようです。避難所には、警察がいないと、喧嘩が収まらないこともあるようです。そんな中で、授業が行われています。当然、給食はありませんし、避難所ではお弁当も作ってくれません。もちろん、家でもお弁当を作る食材の余裕もないでしょう。(一部、自衛隊が1つの学校分、全部作ってくれるところもあるようですが、その数たるや、想像しただけでもすごいことがわかるでしょう)そんな中、先生たちは、これから各授業が本格的に始まって、やっと授業のことを考えて、「あ、あれが足りない」という感じになってくるのではないでしょうか。それが第二期かな?と思います。これは長い支援になります。ちなみに、被災地ではB社(辞書発行社)ががんばって支援しているようです。(僕のところにも、B社系列の2つの会社から問い合わせがありました)ただ、高校の先生たちは、みなさん遠慮深くて本当のことを言いませんから、必要な辞書や参考書が足りているのか、足りないのかすらわかりません。(先生にもわからないというのが本当のところかもしれません)大槌高校のK先生みたいに、自分の携帯電話で常にやり取りができれば、そのうちに必要部数や欲しい辞書の種類を教えてもらえるのですが。他の地域の例を見ても、先生がいかに外部と連絡するかで、子どもたちの環境が変わると思います。僕たちが思うように被災地から情報が伝わってこないのは、置かれている状況の厳しさのほかに、横連携(被災学校と近い内陸の学校が連携すること)で何かが始まるのを待っているのかもしれません。