格闘(なぜにそうなる?)

今日は振替休日にしました。(明日は下痢しそうな仕事が二つあります。しかも準備がまだなので、がんばってやらないといけないのですが、家族のアッシー君や実母のお金関係の用事、もしかしたら金策もあるので、いつもより忙しいかもしれません) で、朝から娘の数学のレポートを見ています。午後は娘の修学旅行説明会に同行予定。 このために休んだのに、かみさんも、「今日は私、お休み」などと能天気なことを言っている。。。   昔から僕が勉強を見ると、最初から怒ることになり、これが娘の成長に大きなブレーキをかけてきたことが見え見え。(かみさんの、右を向きそうになっただけで「ダメ」というのはない) でも、難しい。。。 今本人が2+3を5と言ったから、そこから始めようとすると、すでに2+3がわからなくなっている。だから、「今やったばかりの2+3はいくつになったっけ?」と聞くと、もう頭が真っ白。さっき2+3ができたのに。(たとえじゃなく、本当に2+3なのです)  心理学の先生に聞いてもらうだけで、娘のその心理はよくわかると思うのだけど、こちらも先ほど本人ができたことを繰り返してもらうだけのことだと思っているのに、それができないので、どうしようもない。   今日は、その状態を、客とそば・うどん屋の店員に例えて話をした。 つまり、、、 客: 「ざる蕎麦下さい」 店員:「ざる蕎麦ですね」客: 「うん。ざる蕎麦」店員:「かけうどん一丁!」客:「あんた、今、自分でざる蕎麦って言ったじゃない」店員:「???」 の世界である。 客としては、何がなんだかわからない。 また、 客:「ざる蕎麦下さい」店員:「ざる蕎麦ですね」客:「うん。ざる蕎麦」 店員:「今おそばを茹でてますからちょっとお待ち下さい」客:「うん。待ってるよ。ざる蕎麦だよね」店員:「はい。ざる蕎麦1人分ですよね」・・・店員:「はい、ざる蕎麦お待たせしましたっ」客:「これはかけうどんじゃないかっ」 の世界である。ずーっと蕎麦と格闘してきたのに、自分がうどんを出していることに気づかない。  さらに先ほどは、パンが出てきてびっくりした。ここは「うどん・そば」屋なのである。。。  そのくらい、別のことまで考えている。今までどおり蕎麦を茹でればいいだけの話で、本人も蕎麦を茹でているのに。どうしてここでいきなりパン? 車で言えば、ずっと車の運転をしてきたのに、最後にスタンドはどこですか?と、バイクの話をされるような状態です。あんたの運転しているのは、4つのタイヤがついている車でしょ?どうしてバイクの話をするのか。 あなたが運転してきた車にスタンドは付いていないでしょ。しかも、バイクなんて、もう3年も乗ってないでしょう。。。  昨夜からその状態の娘と「格闘」していました。 最後の最後まで、自分が3と4だと言って、僕がOKと言って、自分が答案用紙に3と4で計算式を書いて、3と4で計算して、確認して、合っていることを確かめあったのに、最後の答えは6と2。 ずっと蕎麦と格闘してきたのに、出したのはうどんであることに気づかない。  どうしたら良いのか、誰か教えてください。。。   実は、この状態に陥っている卒論生がいます。9月卒業なのに、2月上旬には卒論のアウトライン(というか、各章節の題名と簡単な概要までできあがっているのに、まだ動き出しません。 本人も、これで書ける、と言ってました。 実験も、今自分が僕に話したようにやりなさい、という指示に対して、目の前で違うことをやってくれる。二人で蕎麦を確認したのに、目の前にうどんを引っ張り出してうどんと格闘している。なぜ? 誰もうどんの話をしていないのに。 再度指示をして、動き出したのを確認して目を離せば、蕎麦蕎麦と言いながら、うどんでつまづいて、そのまま消えてしまう。誰もうどんの話はしていません。。。で、納得のいく蕎麦ができません、と言ってくる。だって、あなたが触ってるのはうどんで、卒論には何の関係もないのに。。。それも確認しているのに。。。 ということで、呼び出しをしても来てくれません。メールを書けば返事は3週間後。しかも、今これこれをやっているから行けません、という。だから、お湯を沸かさないと蕎麦はゆでられないでしょう、と言わないと気づかない。。。 僕はどうしたら良いのでしょう。まずは自分の仕事だけど。。。今の状態では代わりがいないので。。。