姫神山登山

昨年と今年は、年に3回、春、夏、秋と、姫神山に登った。 大義名分は、植物学特別実験。大学の講義だ。 昨年は城内口コースを登ったが、けっこうこれはきつい。今年は田代口コース。 娘が行った小学校では、4年生で登る登山道だ。こっちはすごく楽。だが、5月にはひざを痛めてしまったので、今回はステッキ使用。  植物観察なので、花や木の薀蓄を聞きながら登ることになる。え?わたし?私は海産動物のことしかわからないのですよ〜。陸に上がったカッパですな。(笑) ということで、とにかく県内の山の調査をしている小水内先生や、分類学の名誉教授須田先生、須田先生の自慢の弟子?加藤先生(某小学校副校長)によるぜいたくな解説をいただきながら、結局全然頭に残らない知識を素通りさせつつ頂上まで登った。 頂上は晴れていたが、岩手山も見えなかったし、風が強かったので、少し下りたところで昼食にし、実は12時半には下りてきてしまった。(登山開始は9時) 全体の印象としては、姫神山は頂上近くまで人間が利用したあとがあり、同じくらいの樹齢のダケカンバが一面に生えていた。つまり、近年、人がそのあたりの木を全部切ってしまった、ということだ。これが放牧目的なのか、植林目的なのか、薪を取るためだったのかは定かではない。しかし、北上山系の山はとことん利用されてきたのだな、ということがわかる事例であった。 ちなみに、城内口コースよりも花が多く(全部撮影を失敗しました)、意義深い植物観察会(登山)になりました。  なお、足もどこも筋肉痛にならず、非常に快適に登山できました。むしろ、ひざの痛みが治ったりして。。。2週間前の五葉山でも鍛えたのが効いたのかなあ。。。このペースで登山ができたら楽しいだろうなあ。。。 数年前には、登山とマラソンは意義を感じない、と公言していたのにねー。(笑)