森のリース作り

昨日姫神山に登ったというのに、今日は雫石で野外活動です。しかも飲み会と温泉という極楽のあと。  ここは盗人森。宮沢賢治の童話にも出てくる場所です。 活動主体は、岩手自然ガイド協会設立準備会という、もう20年も自然の中で活動しているグループです。 今回は、石川さんのイワナ養殖場の広場をお借りし、周辺の野山から取って来た森の恵みでリースを作ろう、というものです。子ども5人を含めた22人が参加しました。なんと236回目の例会です。老舗です。  僕は今年は食糧班。芋の子汁の準備です。 石川さんの養魚場で芋の子会  大きな鍋に水を汲み、にわか作りのかまどでお湯を沸かします。このほか、石川さんからいただいた山栗もゆでました。ちょっと雨が降ったので、タープを持ってきた人に設置してもらいました。こういうのが役に立つのなら、僕も来年は一式車に載せてくることにしましょう。   口笛おじさん  野山に出ていた皆さんが帰ってきて、いよいよ鍋の仕上げにかかりましたが、そこで雨が降りました。芋の子はできたのですが、皆さん雨宿り。でも、大自然の真ん中で、芋の子汁をいただきながら、「口笛おじさん」の生演奏を聴くという、すっごくぜいたくな時間を過ごすことができました。   養殖イワナを釣ってみる  ご飯も終わって雨が止み、子どもたちには気になって気になって仕方がなかったイワナを釣らせてもらえることになりました。生け簀の上に張ったネットを気にしながら、子どもたちはイワナ釣りに熱狂していました。やっぱりこっちのほうが楽しいよね。。。  森の素材でリース作り  イワナ釣りが終わって子どもたちはリースを作ります。ちょっと難しいのですが、取って来た蔓をまげて入れてわっかにします。 そのわっかを作る蔓と蔓の間に、森の恵を差し込んでいきます。太く長い蔓は子ども一人では巻けません。親が手伝うことになりますが、親子で同じ作業をすることはとても大切です。 森のリース 森のリース  たくさんのリースができました。 今年は山ぶどうが豊作で、山ぶどうをつけていた人、赤い実をつけていた人、ススキで装飾した人、やまなしをつけていた人、いろいろでした。 山で暮らすこと、山の素材で物を作ること。いろんなことを話しながら、リース作りをしていきます。 こういうのが、生きた教育っていうのではないでしょうかね。いつか娘を連れて来たいと思っています。(娘は日曜日はスクーリング) あ、食べ放題だったイワナの串焼きを撮影するのを忘れました。絶品でしたが、やや生なのが気になる人がいて、焚き火で焙って食べていました。私は、この刺身レベル(だって、ついさきほどまで生きていたのですから)のイワナをまた焼く気にはなれず、骨すら残しませんでした。 人間は、自然の恵みによって生かされているのであって、けっしてお金ではないなあ、と思わされました。