採集場所

さっと行って、さっと帰って来た現場(フィールド)です。 たった10分で明日必要な3種類が捕れました。 いつも、二年生を連れて水生生物の採集にくる、盛岡市役所近くの河原です。 街の真ん中ですが、鮭が産卵に上ってくるので、周囲は役割を終えた鮭の死骸がいっぱいです。 そんな鮭の高貴な腐敗臭と銀色に照り輝く油膜の中、石を裏返して小さな生物たちを捕まえてきました。 これから種類を同定しますが、幼虫たちは、いつ成虫になるのでしょうか。 このまま冬を越すのでしょうか。 まさか、もう死ぬしかないのでしょうか。 明日、子ども科学館で彼らを見ることになる子どもたちが、生物にとっての水の大切さに気づいて、必要な行動を自然にとることができる大人になれますように。